あれほどまでに、豪華で、凝ってて、細部までが緻密かつシビアに
考え抜かれている演出が、ワンマンの時は、3人の味方をしてくれて
いるわけだけど、それ、当然ながら、フェスやイベントに
出演する時は、なくなるわけです。
照明も、ステージセットも、それ以外も、Perfumeのために
用意されたわけではない、他の出演者と同じものを、使い回すしかない。
しかも、それがROCK IN JAPAN FES.だったりすると、野外で
昼間なわけで、照明効かないし、しかも、持ち時間の
関係もあって、衣裳替えとかも、それ以外もいろいろ、
ワンマンの時のようにはいかない。
つまり、それこそ、下北沢でやってるロック・バンドの
ライヴと同じように、むきだしで、そのまんまで、
自分たちの身体性だけを頼りに、やるしかない。
そういう環境でPerfumeを観ると、どうなるでしょうか。
「ああ、やっぱ、照明とかセットとかないとつらいなあ」
ってなるでしょうか。
ならないのだ。全然関係ないのだ。音楽とダンスだけで、充分なのだ。
っていうのが、すげえなあと。
長年、自分たちの力だけでなんとかしてきた人たちはすごいというか、
くぐってきた修羅場の数が違うというか、腹のすわり方が
段違いというか、そういう強靭なものを、とても感じる。
逆に言うと、「演出とかセットとか、ないならないでかまわない」
人たちが、あの、アリーナ仕様のすっごい演出をまとうと、
マジで、手がつけられないほど最強になる、という話です。